こんにちは!現役高専生のimokenpiです。
このブログでは高専生や高専に入学を検討している学生へ向けて様々なお役立ち情報を提供しています。
興味のある方はぜひ他の記事も読んでいただけると嬉しいです。
高専生は4年生の後期になると研究室に配属されます。
そこから高専生の研究ライフが始まります!
教授や先輩と実験計画について相談しながら、学会発表や中間発表、卒業発表に向けて実験を繰り返しデータを積み重ねていきます。
この記事では高専生が学会で研究発表して思ったこと、感じたことを述べていこうと思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
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自分の研究室について
学会発表の前に自分の研究室について紹介させてください。
私の研究室は化学系の材料について取り扱い、物質の反応の様子などを考察しています。
高専には様々な研究室があります。物質系や生物系、電気系、機械系などです。
こういった分野の違いだけでなくルールなどの違いもあります。
「この時間には必ず研究室にいて実験をする」と決めている研究室もあれば「データさえ集まれば自分のペースで実験を進めていいよ」という研究室もあります。
私は後者の研究室に属しています。自分で考えてスケジュールを決めて進めています。
学会がこの日ね!って言われたらそれに間に合うようにデータを取り続けています。
実際に学会で発表してみて
めちゃめちゃレベルの差を感じましたw
学会には高専生だけでなく、大学生や大学院生もいます。それも工学で有名な大学からいろいろな方が参加していました。
使ってる装置も高額なものとか、種類も多くてさすが大学だなぁと感じてました。
発表内容ももちろんすごいのですが、発表の話し方とか、PowerPointの作り方とかもレベルが違いすぎました。
・堂々としてた
・原稿棒読みでなく意味を理解しながら話してるのが伝わってきた
・抑揚があった
・間があって頭の理解が追い付かないことがなかった
・とにかく図が多かった
・図だけでなく分かりやすいように簡潔な文章もあった。
・一枚のスライドに情報が凝集していた
・一枚の中で分類わけして、区切る場所には点線や薄い色の□で囲ったりしてた。
自分の話し方は平たんで早口になってました。
PowerPointも結果の図だけポンと載せてほんのちょっと説明を入れるくらいで、この結果がどのような実験に結びついているのかがいまいちわかりづらいものになってました。
自分の発表の後に質疑応答の時間もあるのですが、そういった大学の方々からたくさん質問をいただきました。
お恥ずかしながら質問の意図も内容も半分くらいしか理解できなくて、「今後の参考にさせていただきます。」、「勉強になります。」の繰り返しで、心が折れそうになりました(泣)
ですがこういった場を経験できて、自分の研究に対する勉強量が足りていなかったことにも気づけたし、質問対策も甘かったことに気づけました!(悪いことばかりじゃなかった!)
この経験を活かして
この苦い経験を活かして、私にできることは
・自分の研究分野の論文を今まで以上に読む
・パワポを作るときも、「初めて見た人にも伝わるかな?」と一度立ち止まる
・データを取るときも様々な装置を駆使する
ちなみに
高専と大学は研究に対して違う点がいくつかあります。
・研究室の規模が大きい(人数、設備、資金など)
・研究室ごとに修士課程や博士課程の先輩が複数名いるため先生以外からも十分な指導を受けられる
・月1で研究室で勉強会?というか自分の研究の進捗を報告したり、自分の研究分野の競合研究の論文を紹介したりする場が設けられている
・規模は大学ほどではない
・専攻科(学士課程)の先輩はいる研究室もあるが、修士や博士課程の先輩はいない
・勉強会がある研究室もあるが、すべてではない。
こういった点から、研究について突き詰めて取り組んでいきたい人は5年生の後に大学に編入することをお勧めします!
高専での5年間があるのとないのでは大学に編入してからの研究、実験に対するなじみやすさも違うと思います。結局大学に行くにしてもまずは高専で経験を積むという選択も良いと私は思います!
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