こんにちは!高専卒業生のimokenpiです。
このブログでは高専生の学校生活や勉強方法、研究、入試について解説しています。
興味なる方は他の記事も見ていただけると嬉しいです。
今回は高専生や理系大学生の誰しもが経験する『研究室配属』についてです。
どのようなポイントを重視して選べはこれからの研究生活で後悔しないか、解説します。
・どのような視点で研究室を選べばよいのか
・研究室見学で質問しておいた方が良いこと
・高専3~4年生
・大学1~2年生
私は高専生ですが、理系大学生の友人や親戚がいるので大学の研究室状況についてもある程度理解がありますのでご安心ください。
それでは、解説していきます。
目次
研究室を選ぶポイント
1.教授や先輩のサポートの度合い
研究室によっては①教授は方針を決めるだけでほとんど関与しない研究室もあれば、②教授が主導となって研究の進捗や進め方を確認してくれる研究室もあります。
①の研究室は一見自分のペースでできそうで楽そう!と思えるかもしれませんが、自分で考えて進めなくてはならないので実験方法、仮設、考察まで間違っているかもしれない中で、研究を行わなければなりません。
それに対し②のような教授や先輩のサポートが手厚い研究室では今までのノウハウや実験方法なども教えていただくことができます、さらに学会などで研究発表を行う際も何回も練習を重ねより良いものが出来上がっていきます。
どんどんそういった研究室とレベルの差が広がっていきます。
成績にも影響してきます。
学校での研究発表会や学会発表では優秀な研究発表をした学生が表彰されます。
大学の卒業発表などでは優秀な発表と判断された人には授業料免除が受けられるなどの大きなメリットのある学校もあります(※学校、大学単位で異なる可能性があります)。
さらに学会発表でも優秀な成績を収めた人には奨学金が出ることもあります。
なので、実験方法や考察などに親身になって相談に乗ってくれる教授や先輩のいる研究室の方がそういった賞を受賞する確率も高くなってきます。
逆に人とかかわるのが苦痛と感じる人はよく検討した方が良いかもしれません。
2.学会などの発表経験
研究室ごとの学会発表経験について聞いてみるのも良いと思います。
どのような学会に参加したのかや、受賞履歴はあるのかなど。
学会へ多く参加している研究室では研究を発表する機会が多く、より深く自身の研究に取り組める機会があると言えます。
さらに、受賞経験のある先輩方がいれば、その経験や知識などを教えていただくこともできます。
学会などに積極的に挑戦してみたいと考えている学生さんは研究室の学会経験や受賞歴など聞いてみると良いかと思います。
3.研究室の規模
次に研究室の規模についてです。
研究室にはそれぞれ各研究室ごとに所有している機械などがあります。
研究室で多くの機器を保有していれば、共有の機械を借りる必要はありません。
なぜ、保有してある機器が多い方が良いかというと、研究時間を他の研究室に左右されないからです。
共有の装置を借りると開いている時間をめがけて実験を調整する必要があり、
自分のペースで実験ができない可能性があります。
なるべくスムーズに実験を進めたいという希望がある方は装置の充実した研究室を選ぶのもいいかもしれません。
4.コアタイムはあるか
コアタイムとはフレックス制の勤務において、必ず出勤しなければならない時間のことを指します。
研究室によっては、このように必ずこの時間は研究をしなければならないと決まっている研究室もあります。
自分のペースで研究を進めたいと感じる学生さんはコアタイムのない研究室を選ぶことをお勧めします。
逆に強制されないと研究できない!と感じる学生さんはコアタイムが設定されている研究室を選ぶという選択肢も検討してみてください。
5.就職したい企業の分野に近いか
就職を考えている企業があらかじめある学生さんは、それに似た分野の研究室を選ぶと良いと思います。
就職活動では自身が学生で力を入れたことを聞かれます。
そこで志望している企業と近い研究をしていれば志望動機も明確に話せ、即戦力として採用していただけることもできると思います。
まとめ
以上が私が経験上大切だと思った研究室を選ぶポイントでした。
研究室見学や説明会がある際はこれらのポイントに注目して話を聞いてみるのはいかかでしょうか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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